体験格差はこう乗り越えろ!

お受験は、かけたお金で結果が決まる!

そんなことが言われて久しいですが、一方でもう一つの格差が話題になっていますね。
体験格差です。

どれだけ塾代を払い続けてくれたか?が経済格差だとすれば、
どれだけいろいろな体験をさせてくれたか?が体験格差です。

分かりやすい例が、短期留学やスポーツ活動などです。

勉強以外に、サッカーなど運動をさせてもらっていた。
勉強以外に、ピアノやバレエなども習わせてもらっていた。
親の奨めで海外に短期留学をしていた、、、などなど。

こうした活動は、心身を健全に保ち、感性や人間性を磨くのにとても有用です。

しかし「受験生は勉強だけしてればいい」
とか、「将来はどうせ日本で働くんだから、語学留学なんて無駄」

のように考える親御さんもいて、子供たちには大きな体験格差が生まれています。
これは、作文を書く際にも「披露できる体験談の差」となって現れます。

生まれてしまった格差は埋めようがないものなのでしょうか。

そんなことはありません。

作文虎の穴がお勧めしているのが、「ボランティア」と「お手伝い」です。

どちらも、海外留学などと違ってお金をかけずに実現することができます。
しかもやろうと思えば、今すぐ始められる体験です。

お手伝いとボランティアには、共通点があります。
「金銭的な報酬がない」ことです。
お小遣いをもらってやるのは、お手伝いではなくアルバイトです。笑
アルバイトも無駄ではありませんが、金銭的報酬がないことでしか得られない
「特別な報酬」があります。

それが、「感謝をされる体験」「人の役に立つ体験」「必要とされる体験」です。

これらは、子供たちにとって「お金」より、はるかに大切なものです。
こうした大切なものを手に入れて、自己有用感、自己効力感を育むことは何事にも代え難い価値があります。

お金がないから、海外留学なんて! ピアノやバレエなんて無理!
と思われたら、お子さんに「ボランティア」と「お手伝い」をさせてみてください。

やってもらうだけが人生、と思っていた子供たちが
人にやってあげられる自分に気づき、自分は必要な人間なんだという実感を得ることができます。

成績が上がらないだけで、否定的に見られてしまいがちが子供たちに、
「もう一つの世界」を体験させてあげることができますよ。