作文は形から!
新規入会の生徒さんに、どういった形で作文指導をしていくか?
実は十人十色で、その生徒さんに最も合ったやり方を考案しながらレッスンを進めています。ですが、形がまるでない訳でもありません。
それが、「構成に従って書く」ということ。
今回は、作文虎の穴恒例の「お母さんへの手紙」を書いてもらったところ、全く初めてだというのに実に素晴らしい手紙が出来上がりました。でも、生徒さんからすると伝えたいことは伝えてしまったのでもう書くことがない、という状態でした。
そこでどんな長さの課題が出てもネタに困らず分かり易い文章が書けるように、形の習得から進めていくことにしました。
まず初めに取り組むのは「結論、その理由」という2段落構成です。
最初にズバリと結論を簡潔に伝えてしまうことで意図が明瞭な作文になります。次の段落でなぜそう考えたのかという理由を説明していきます。例えばこういうことです。
「私の一番好きな花はヒマワリです。なぜなら太陽に向かって咲き、思い切り日光を浴びて大きな花を咲かせるところがとても健康的だからです。私は外遊びが大好きなのでヒマワリのように、太陽のもと元気に明るく過ごしていきたいと思います」
次に取り組むのは、3段落構成「序論、本論、結論」です。小学生の場合、「はじめ、なか、終わり」と分かり易く表現します。
最後が、4段落構成「起・承・転・結」です。
読み手の頭に伝えたいことをスッと伝えるためには、上手い文章より構成がしっかりした文章の方が、望ましいのです。
作文を書かせる場合は、この形を考えさせることからスタートしています。