高校の推薦入試が佳境に
高校受験のもうひとつの選択肢、推薦入試。
お子さんが、学校の授業で習ったことをどのくらい覚えているのかをたずねるのが一般入試です。
目の前の授業に真剣に取り組んできたか?
聴いて知ったことを自らの知識とすべく復習したかどうか。
問われたことを正確に理解して、簡潔に答える能力があるかどうか。
一般入試では、ペーパーテストを通してお子さんのそんな能力を測っています。
しかしAI 時代を迎えて、どれだけ復習して習ったことを自分の知識とできたかどうかはその人を測る上で決定的な要素ではなくなりつつあります。
なにせ、大概のことはGoogle先生に聞けば答えが出る時代ですし、Chat-GPTに任せればそれを分かり易い文章にしてくれるのです。
そこで、
自分で取り組む姿勢があるか?
何が問題なのか問いを立てる力があるか?
疑問を解くために実際に行動をしてきたか?
学校側は、入試でそんな力を測りたいと考えるようになりました。少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが「優秀さ」の定義が変わってきたといえるのです。
そんな新しい優秀さをもった生徒を確保するために増えてきているのが、小論文と面接で合否を決める推薦入試なのです。内申点も選考の要素ですから従来のテストの成績が無関係だとは言いません。
ただ、偏差値で志望校を振り分けるようなやり方が唯一の進路指導ではないということをご理解いただきたいのです。
自分のしてきたことを文章にして人を説得する。これからどんな風に世の中の役に立っていきたいのかを簡潔に言葉で伝えられるか、そんな対策が求められています。求められていることに応える書き方、新しい優秀さを備えた生徒であることを証明するために何を書けばいいのか。
推薦入試の準備も佳境に入ってきています。
「作文虎の穴」で一緒に学びませんか?